どぜう養殖


養殖技術


当社のどぜうは、大分県農林水産研究指導センターの開発した「無泥養殖法」という技術を導入して養殖しております。
この養殖法は卵から親魚の育成まで養殖場内だけで完結する完全養殖です。外界と遮断された屋内で行うため、病原菌や寄生虫の心配がなく、また、養殖されているどぜうが逃げ出したりして自然界に影響を与えることもありません。そのため、環境に配慮しつつ、安心安全などぜうを安定して生産することができます。


どぜうの稚魚は、孵化してすぐは口が小さく、消化器官も未発達なため、食べられるものが限られます。当社では、ツボワムシという自家培養の動物プランクトンを与えています。
飼育水は源泉をかけ流しています。当社の温泉は軟水で、ph9.7の天然のアルカリイオン水です。この温泉のおかげで一年を通して健康で「旬」の状態のどぜうを作り出すことができます。
※どぜうの旬は、水温が高く餌となる微生物が豊富な初夏から秋にかけてといわれております。



餌は厳選し、どぜうの成長段階や生理生態にもっとも適したものを使っています。また、出荷前はオリーブオイルを配合した独自の餌を与えます。オリーブオイルを添加することにより、どぜう本来の味を邪魔することなく適度に脂をのせることができます。またどぜうの健康のバロメーターであるぬめりも強化され、見た目も美しいどぜうになります。当社のどぜうが天然よりも美味しいと評価していただけるゆえんの一つであると自負しております。

出荷は活魚または急速冷凍されたもので行っております。
活魚での出荷は梱包してから24時間以内にお届けできるところに限らさせていただいております。
冷凍どぜうは、生きたまま急速冷凍をかけるため活魚と遜色ない状態のものをお届けできます。また、IQFでも提供させていただけます。

※「どぜう」表記について
東京駒形で創業220年を超すどぜう料理専門店、駒形どぜう初代当主越後屋助七が、「どじょう」4文字では縁起が悪く、3枚の暖簾に書けない、という理由から発音の近い「どぜう」の文字を使用したとされています。当社でもあやかり「どじょう」ではなく「どぜう」の表記を使用させていただいております。